阪神・青柳 ローテ再編6連戦先陣切る!ドラ5位以下生え抜き球団初の快挙へ2桁星挑む
阪神・青柳晃洋投手(27)が、24日のDeNA戦(京セラ)で自身初の2桁勝利を懸けて先発する。現在、リーグトップタイの9勝をマークする右腕。ドラフト5位以下で入団した生え抜き投手が10勝に到達すれば、球団史上初の快挙となるが「13勝が目標なので」と本人は通過点を強調。ローテが再編された中、軸として先発陣を引っ張っていく。
開幕から先発ローテを支えてきた青柳に、快挙達成の瞬間が迫っている。現在、ハーラートップタイの9勝をマークしており、ドラフト5位以下で入団した投手が2桁勝利を挙げれば球団史上初めて。23日、甲子園室内で行われた投手指名練習ではキャッチボールなどで調整。10勝目への思いを問われたが、本人は冷静だ。
「僕自身、2桁勝ったことがないのでもちろん意識はしますけど、(常に)言っている通り13勝が目標なので、まだまだ10勝で満足できないと思う。頑張りたいと思います」
あくまでも2桁勝利は通過点。昨季から、矢野監督の前で公言してきた「13勝」という目標ラインがある。ただ「5位以下ってまあまあ低いので」と自虐しつつ「ドラフトで下から入ってきた。何でも初めてはいいこと。僕が(第一人者に)なれるように頑張ります」と決意した。
優勝への勢いを加速させるためにも、まずは2桁勝利をつかみ、5月14日の巨人戦から続く8連勝の快記録も伸ばしたい。DeNA戦は今季3戦2勝で対戦防御率は1・35。17日の同戦(東京ド)は6回2失点で勝利投手となっている。
2週続けての対戦となるが、前回登板でマルチ安打を打たれた森、適時打を許した佐野ら左打者を警戒。「佐野や森くんとか左バッターに打たれた。前回は四球や球数が多かった。先週やっている相手。なお警戒しながら投げたい」と力を込めた。
チームは藤浪と二保の2軍落ちが決まるなど、先発ローテを再編した。26日・DeNA戦にはガンケル、28日・広島戦(マツダ)には村上を投入するが、6連戦の先陣を切る青柳が弾みをつけられるかが、大きなポイントとなる。
22日・中日戦(バンテリン)で青柳と並ぶ9勝目を挙げた秋山からは「青柳が頑張ってくれると思う」と勝利のバトンを託された。変則右腕も「先輩から勝てると思うと言われたんで、しっかり勝っていきたい」と気合全開。エース級の働きを続ける背番号50が、満点快投で10勝目をつかむ。
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