阪神・佐藤輝 再神撃準備、整っテル らしさ全開!弾丸二塁打「いろいろ試した」
「エキシビションマッチ、楽天2-0阪神」(10日、楽天生命パーク宮城)
阪神・佐藤輝らしい、目の覚めるような弾丸ライナーだった。2点を追う六回2死。代わったばかりの福井の初球、内角寄り真っすぐを豪快に振り抜いた。打球は右翼線の芝で弾み、勢いそのままにフェンスへ。怪物ルーキーは二塁ベースに達した。
「良い当たりは出たんで、そこは良かったかなと思います」。五輪期間中にバットの握りを変えるなど、確実性を上げるため改良に取り組んだ。「いろいろ試したんで、それも生かしながらやっていきたいと思います。ある程度はこれでいこうというのはあります」と臨戦態勢は整った。
エキシビションマッチは11試合に出場して打率・243、5本塁打、11打点。序盤は5戦5発と覚醒の予感をプンプン漂わせていたが、8月に入るとペースダウン。それでも最後の試合で何とか手応えはつかんだ。13日・広島戦(京セラ)から勝負の後半戦が始まる。佐藤輝の打撃が命運を握っている。
「いいスタートが切れるように、自分の求められているところはしっかりと出していきたいと思います」
この日、スタンドには宮城県に住む祖父母の姿があった。期待の一発を見せることはできなかったが、成長を示す一打を披露した背番号8。次に仙台で会う時はV報告で喜ばせる。
関連ニュース





