阪神連敗で3カードぶり負け越し 佐藤輝の球団新人2位タイ18号ソロも及ばず
「阪神1-2巨人」(20日、甲子園球場)
首位の阪神が連敗で3カードぶりの負け越しとなった。2位で並ぶ巨人、ヤクルトとのゲーム差は「6」に縮まった。
好投を続けていた先発・秋山が六回に暗転。1死一塁から松原に右翼席へ先制2ランを浴びた。今季2戦2敗の巨人に対して“三度目の正直”でも勝ち星はつかめず、6回4安打2失点で3敗目。無念の表情で降板した。
だが、直後の六回にドラフト1位・佐藤輝(近大)が意地の2戦連発を放った。2死から近大の先輩・畠の152キロ外角直球を一閃(いっせん)。打球は左翼席に吸い込まれた。
阪神の新人選手では1980年の岡田彰布に並ぶ歴代2位タイの18号ソロ。四回には高橋から左前打をマークし、2試合ぶりのマルチ安打と気を吐いた。
八回には岩崎が1軍昇格後初登板。1回1安打無失点に抑え、再スタートを切った。九回は馬場がスコアボードに「0」を刻んだ。しかし、攻撃陣が最後までふるわなかった。