阪神・佐藤輝、初G倒弾でセ界制覇や「一番欲しいのがホームラン」

 阪神は17日、甲子園球場で全体練習を行った。ドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)=近大=は18日からの巨人3連戦に向け、初のG倒弾を狙う決意だ。ここまで16本塁打を放っているが、セ・リーグでは唯一、巨人から本塁打を打っていない。「一番欲しいのがホームラン」と語気を強め、聖地で“セ界制覇弾”を成し遂げる。

 交流戦で培った経験と技術を糧に、宿敵相手に全身全霊で挑む。リーグ戦再開で対する最初のカードは、巨人との伝統の一戦。6連勝中と勢いに乗る首位阪神だが、怪物新人・佐藤輝から気の緩みは全く見られない。

 「首位攻防戦というか、負けられない戦いだと思うんで。そこはしっかりチームが勝てるように、いつも通り僕のプレーができるようにやっていきたいなと思います」

 ここまで16本塁打を放つスラッガー。狙うは当然、G倒弾だ。「一番欲しいのがホームランですし、それを打てるように自分のスイングで振っていきたい」。同リーグで唯一、巨人戦だけ本塁打が出ていない。これまでも虎戦士が宿敵を制圧する一発を放つたびに、虎党の心を熱くさせた。甲子園で歓喜をもたらすアーチを架ける。

 ソフトバンク・柳田、オリックス・吉田正などのスイングの力強さに魅了され、西武・平良の剛球に衝撃を受けた交流戦期間だった。ただ、交流戦新人最多本塁打記録を更新する6本塁打や、オリックス・中川圭に並ぶ交流戦新人最多12打点を記録。持ちうる力を証明した。

 交流戦終了後は2日間休養日があり「もう一回バッティングを見つめ直したり体を整えて、しっかりいいプレーができるようにというふうに過ごしてました」とリフレッシュ。打撃の良化に励んだ。

 甲子園での練習では、二塁の守備位置でノックを受け、軽快な動きを披露。フリー打撃では4本の柵越えを放ち、バックスクリーンにも運ぶなど順調な調整ぶりがうかがえた。

 前日のオールスター中間発表では、柳田に得票数で追い抜かれた。だが、この日発表されたデータでは30万7626票を集め、柳田に1366票差をつけて再び、両リーグ最多得票数を獲得。感謝の思いを口にしていた。

 「注目してもらえるのはすごいありがたいこと。しっかり自分も活躍できるようにやっていくだけだと思うので。頑張ります」

 名実ともに人気No.1の佐藤輝が、フルスイングから放つ驚弾で巨人を突き放す。

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