阪神に痛い失策 矢野監督「俺らも選手も受け止めている」走塁ミスには積極性を評価

 5回、二、三塁間に挟まれアウトとなる近本(撮影・田中太一)
 7回、川島の打球をエラーした大山(撮影・佐々木彰尚)
 8回裏終了時、メンバー交代を告げた矢野監督(左)=撮影・佐々木彰尚
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 「阪神2-10ソフトバンク」(5日、甲子園球場)

 阪神が1分けを挟んで16連勝中だったデーゲームで痛恨の逆転負け。3失策と守乱に走塁ミスも絡んで勝機を手放し、不敗神話が途切れた。また、5月14日・巨人戦(東京ドーム)から勝ち負けが交互に続く“オセロ状態”が16試合に伸び、プロ野球記録に並んだ。

 七回無死一塁では、川島の三塁へのボテボテの当たりを大山がファンブル。無死一、二塁とピンチを広げ、今宮の犠打で1死二、三塁となり、栗原の投ゴロの間に1点を追加された。さらに2死三塁から柳田の遊ゴロを中野が悪送球し、さらに1点を失った。

 矢野監督は大山の失策について「難しいっていう感じの打球ではないから、もちろん処理せなあかんと思うし。それがこういう結果になっているっていうところは、俺らも選手も受け止めていると思うんで。それはもちろん試合のなかでの展開ではそうなったっていう風に認めざるを得ないよね」と振り返った。

 一方、攻撃では五回1死二塁の好機で二走・近本が投球モーションに入る前に飛び出してしまい、挟殺プレーで憤死(記録は盗塁死)。結果的に無得点に終わり、相手に流れが傾いた。

 「まあでも俺らの野球はそういう野球なんで。アウトになった時は流れが向こうに行ってしまうようなことも出てしまうこともあるけど、チャレンジするっていうところでは。もちろんアウトになるっていうところでは反省するところもありし、マイナスな部分はもちろんあるけど。でもそれをとがめるっていう野球を俺はしたくないんで。チャレンジする野球はこれからもしていきます」

 阪神はこの日3失策。リーグワーストのチーム失策数が「39」となった。スタンドからは「アホ」「しっかりやれ」と容赦ないヤジが飛んだ。

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