阪神 選手会の発案で新たな「ファンともっと!プロジェクト!」を発表

 阪神は31日、「ファンともっと!プロジェクト!」の一環として、6月18日に甲子園球場で開催される巨人戦で「HEALTH CARE HEROES GAME Supported by Joshin」を実施することを発表した。

 同企画は、阪神選手会が発案。新型コロナウイルスが今なお猛威を振るっている中、第一線で感染症患者の対応に当たっている医療従事者を称え、少しでも力になりたいという思いに上新電機株式会社が賛同し、企画試合を実施することとなった。

 試合前練習では、医療従事者への感謝を伝える「青色」にデザインされたTシャツを着用し、試合中は通常のキャップの一部を「青色」に変更。他にも各塁のベースの色を「青色」にし、試合球は医療従事者への感謝のメッセージを刻印したものを使用するなど、さまざまな形で感謝を伝える。

 対象試合終了後は選手が着用した「Tシャツ」および「キャップ」等をサイン入りでチャリティーオークションに出品。収益金(一部経費を除く)は「ひょうご新型コロナウイルス対策支援基金」へ寄付される。

 選手会長の近本は「昨年からファンの方々が思うように球場にお越しいただけない状況が続いていますが、自分たちは目の前の自分たちができることをしっかりやって、全力でプレーをしている姿で医療従事者のみなさんやファンのみなさんに、たくさんの元気と希望と、『今日から頑張ろう』という気持ちを持ってもらえるように、精いっぱい頑張っていきます」とコメント。

 選手会役員の坂本も「コロナ禍の苦しい状況の中で、こうして僕たちが野球をさせていただける環境があるのも、医療従事者のみなさんのおかげだと思っていますし、僕たちの日常を守っていただいている医療従事者の方を、今度は僕たちの手で守っていかなければならないと思うので、そういった思いで何か力になれることはないかと選手間で話し合い、この企画を実施することになりました。これからも、医療従事者の方々への感謝の気持ちを常に持って、少しでも日常の楽しみを僕たちから提供できるように、責任感を持ってプレーしていきます」と話した。

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