阪神・及川「少しビックリ」プロ初勝利 ウイニングボールは「両親に」
「西武8-9阪神」(30日、メットライフドーム)
阪神の2番手として登板した及川がプロ初勝利を手にした。ヒーローインタビューにも呼ばれ、「こういった形で初勝利するとは思ってなかったので、少しビックリしている気持ちもあります」など、心境を語った。
自身が四回を抑え、5-5で迎えた五回に梅野が1号2ランでチームが勝ち越し。五回からは小林が後を受け、以後の救援陣も逆転は許さず、最後はスアレスが締めくくった。
ウイニングボールを手にして、「まず率直にうれしい気持ちもあるんですけど。こういった形で初勝利するとは思ってなかったので、少しビックリしている気持ちもあります」と、少し照れ臭そうにしていた及川は「自分だけの初勝利ではなくて、野手の方々も打って点をとっていただいての初勝利だと思っているので、うれしかったです」と語った。
三回に登板した際は、記録上は先発の村上に失点がついたが、呉にタイムリーを許してしまった。四回は自身が無失点で抑え、「無失点で抑えないといけないときに1点とられて反省しているんですけど、次の回は無失点で抑えられてよかったと思います」と反省と手応えを口にした。
「前回に引き続き、ちょっと緊張はしていたんですけど、しっかり強気のピッチングというのを持って、力強い球を投げられたかなと思います」と振り返った及川。ウイニングボールは「両親にわたそうかなとは思っています」と語った。
今後は、「中継ぎとして今日は途中から登板して役目を果たすことはできなかったかもしれませんが、これからは自信を持って、無失点で抑えていけるように頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします」とファンに誓った。