阪神ドラ1佐藤輝 初V導く!打倒パ・リーグへ OP戦の雪辱・オリ由伸へ宣戦布告
2年ぶりとなる「日本生命セ・パ交流戦」が25日、開幕する。24日、交流戦のオンライン記者会見にリモート出演した阪神ドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)=近大=は、「交流戦優勝」を力強く誓った。同学年のオリックス・山本にはオープン戦のリベンジへ宣戦布告。「三振かホームラン、フルスイングで勝負したい」と闘志を燃やした。
初めての交流戦に向け、気負いはない。開幕から全42試合に出場する佐藤輝。チーム2冠の10本塁打(サンズに並ぶ)、32打点と首位を快走する原動力となっているが「チームに貢献できてるとは思う。でも、まだまだ足りないんで」と慢心はない。怪物ルーキーはさらなる爆発を誓う。
「もっと貢献できるようにして、交流戦優勝ができるようにやっていきたい。投打ともにレベルが高くて、毎年負け越していると思うんですけど。今年は勝てるようにしたい」
セ・リーグはパ・リーグに10年連続で負け越し中。ただ、今年のオープン戦は阪神が優勝を果たした。佐藤輝の活躍が大きな要因となり、6本塁打で同本塁打王を獲得。パ・リーグのパワーピッチャーにも負けないスイング力が魅力だ。
その中でもリベンジを狙っているのがオリックス・山本。3月19日のオープン戦で2打席対戦し、無安打1三振。150キロ超えの直球とフォークで手玉に取られた。
6月1日からの3連戦中に再戦の可能性があり、「同級生なので。しっかり打ちたいなと思います。全ての球が一級品なので、しっかり食らいついて三振かホームラン、フルスイングで勝負したい」。スラッガーのプライドにかけて、力と力の勝負を繰り広げる覚悟だ。
交流戦では普段、直接見られない強打者のスイングを勉強できる機会でもある。ソフトバンク・柳田やオリックス・吉田正などをイメージし「パ・リーグもたくさん強打者がいるんで、どういうバッティングするのか非常に楽しみ」と“技”の吸収も目指す考え。背中の張りを訴えていた大山に代わる4番として11試合に出場してきたが、25日・ロッテ戦から大山が戦列復帰予定。佐藤輝の打順の変更も予想されるが、勝利を求めて戦う姿勢は変わらない。
「今までと変わらず。走者がいる場面で回ってくることが多いと思うので、しっかり打てるように」。周囲を震撼(しんかん)させるような豪快な一撃で、幾多の名場面を演出していく。
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