阪神ドラ1佐藤輝 逆転G倒呼んだ!82年ぶり快挙打 セ界一「得点+打点」

 4回、右中間二塁打を放つ佐藤輝
 4回、右中間へ二塁打を放つ佐藤輝
 4回、佐藤輝は右中間二塁打を放つ
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 「巨人1-2阪神」(14日、東京ドーム)

 火を噴くような痛烈な打球を放ち、宿敵撃破の流れを呼び込んだ。伝統の一戦で新人ながら4番に座った阪神ドラフト1位・佐藤輝(近大)が大学の先輩・畠を豪打で粉砕。球団新人が巨人戦初4番で安打を記録するのは、1939年の富松信彦以来82年ぶりの快挙。新たな伝説が敵地で刻まれた。

 「(安打が)1本出て、しかもそれが得点につながったので、一番良かったかなと思います」

 マルテの8号ソロで1-1とした直後の四回1死。ドーム内の虎党の熱も冷めやらない中、佐藤輝が初球のカットボールを仕留めにかかった。強烈な一撃は右中間フェンスを直撃する中越え二塁打となった。

 2死一、三塁から梅野の中前への決勝打が飛び出し、三走・佐藤輝が本塁に生還。これで今季の得点と打点の合計数は51(28打点+23得点)となり、巨人・岡本和と並ぶリーグトップタイの数字に。どれだけチームの攻撃に貢献できているか-。間違いなく猛虎打線の中心となっていることが、データでも証明されている。

 これで連続試合出塁は17へ伸びた。4連勝となり、TG通算2000試合となる節目の次戦へ弾みもついた。「巨人は倒さないといけない相手だと思うので、集中して連勝できるようにやっていきたいと思います」。闘争心をむき出しに、記念試合では勝利への祝砲をスタンドにたたき込む。

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