「阪神４－４中日」（１１日、甲子園球場）

　プロ野球史上初の通算２０００試合目となった今カードの一戦は引き分けに終わった。阪神の引き分けは今季２試合目。３－４と劣勢で迎えた七回、２死走者なしから“足”をからめる攻撃で同点に追いついた。

　七回は２死から代打原口が遊撃内野安打で出塁。代走で出た熊谷は、次打者近本の初球に盗塁成功。近本の四球で一、二塁となり、続く糸原の二塁の頭を越える安打で、快足を飛ばして二塁から同点のホームに滑り込んだ。

　矢野監督は「敬宥（熊谷）の走塁はもちろん素晴らしかったし、その前に２死からフミ（原口）が出たっていう、２死走者なしからの得点になったので、まあ、それぞれがいい仕事をして、フミが出て敬宥が走って、何とかケント（糸原）がかえすというね、うちらしい野球はそのイニングもできてたし、途中から行く選手もなかなか、こう、思い切って走るとか勇気いるんだけど、そういうところも、思い切って行ってくれたっていうのはあるし、みんなの気持ちがしっかりつながった得点かなと思います」と評価した。