７日・ＤｅＮＡ戦に先発する阪神のチェン・ウェイン投手（３５）が６日、横浜スタジアムで投手指名練習に参加し、３カード連続勝ち越し中のＤｅＮＡ打線を警戒した。「オースティンとソトは長打力があるし、宮崎、佐野、牧はみんな状態がいい。桑原もね。いい感じで打っている」。スラスラと名前を挙げ、研究を進めていることをうかがわせた。

　強力打線の中でも助っ人２人には細心の注意を払う。メジャー時代に対戦はないが「最近、状態が良くなってきている。（左投手に）強いというイメージがある」とポイントに挙げた。

　同球場では通算７試合で３勝０敗１セーブ、防御率０・８４と抜群の相性を誇る。矢野監督は「狭い球場やから矛盾するかもしれないけど。攻めていく気持ちを持ちながら、丁寧にというのが一番いいんじゃないかな」と左腕の背中を押す。

　前回４月２９日・中日戦（バンテリン）は６回５安打１失点で、移籍後初登板初先発で初白星をゲット。ただ、ファームでは新助っ人のロハス、アルカンタラが状態を上げており、結果次第では登板翌日の８日に出場選手登録を抹消される可能性もある。「一球一球、集中して、抑える意識を強く持って投げたい」とチェン。連勝を飾り、し烈な外国人枠争いを勝ち抜く。