「阪神７－３広島」（２日、甲子園球場）

　阪神ドラフト１位・佐藤輝明内野手（２２）＝近大＝が「４番・三塁」で先発出場し、５打数２安打５打点、１本塁打と活躍し、勝利に貢献した。

　２点を追う五回は、無死満塁で野村のチェンジアップを強振。右翼席へ逆転の８号満塁本塁打を放った。阪神の新人選手による満塁本塁打は、２リーグ分立後、２０１２年の伊藤隼、２０１６年の大山に次いで３人目。「満塁のいい場面で打つことができて良かったです」と振り返った。

　さらに六回にも再び１死満塁で打席が回ってきた。３番手・コルニエルにカウント１－２と追い込まれたが、直球に詰まりながらも左前に落とす適時打。三塁走者の近本が生還し、１打点追加。これでプロ入り自己最多の１試合５打点をマークした。

　この試合前の時点で満塁での成績は、５打数２安打４打点、打率・４００だったが、この日で７打数４安打９打点、打率・５７１とアップ。満塁で驚異的な勝負強さを発揮している。