阪神・チェン 燃えよドラゴン斬り!古巣に負けません!29日得意バンテリンで快投や

 キャッチボールで調整するチェン
 キャッチボールするチェン
 キャッチボール中に表情を崩すチェン
3枚

 阪神の新助っ人左腕チェン・ウェイン投手(35)が26日、1軍に合流し、甲子園で投手指名練習に参加した。移籍後初登板は29日の中日戦(バンテリン)に決定。今季は開幕前にローテから外れたが、ファームで試合を重ねるごとに調子を上げてきた。好相性のかつての本拠地を舞台に、古巣斬りで今季初勝利を目指す。

 快晴の下、ダッシュを終えたチェンはもう一度、グラブとボールを手に取った。移籍後初登板への意気込みを示すように、キャッチボールをおかわり。相手を座らせて、本番さながらに、直球や変化球の感触を確かめた。

 「キャンプの時は調整がうまくいかなかったところもありましたが、ファームではいい調整ができたと思っています。このタイミングで1軍に上がることができてうれしいですし、みんなと一緒に戦っていきたいです」

 待ちに待った出番が訪れ、気持ちは自然と高ぶる。開幕前の炎上でローテを外れたが、ファームでは4試合に先発し、2勝2敗、防御率1・80。状態が上昇カーブを描く中、満を持しての登場だ。

 虎デビューの舞台が一段と闘志をかき立てる。29日の相手は古巣中日、しかも球場は慣れ親しんだバンテリンドームだ。「少し不思議な気持ちもありますが、セ・リーグに戻って投げられることはうれしいこと。自分の力に変えて投げていきたい」。中日時代に52試合、18勝7敗、7ホールド、防御率2・14と好相性を誇ったドームで今季初勝利を狙う。

 ロハス、アルカンタラらの来日によって、外国人枠争いはますます激しくなっている。日米通算95勝左腕も1軍を確約された立場ではない。「競争、刺激し合うことでチームもさらに強くなる。結果を残してチームに貢献したい」。1軍生き残りへ、初登板が持つ意味は理解している。

 矢野監督は「先発でバリバリ頑張ってもらおうと思っているピッチャーやし。懐かしいドームなんで、またチェンもいるぞっていう姿を見せてほしいな」と快投を期待。「すごくうれしい。自分のやるべきことに集中してチームの勝ちにつながるピッチングをしていきたいと思う」とチェンも力強く呼応する。優勝請負人がいよいよ1軍でベールを脱ぐ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス