阪神、今季初の逆転勝ち 佐藤輝139メートル先制弾 大山同点犠飛、サンズ決勝2ラン

7回、阪神ジェリー・サンズが2ランを放ち矢野燿大監督(中央)は立ち上がってガッツポーズ=甲子園(撮影・山口登)
7回、勝ち越し2ランを放ちナインと喜ぶ阪神ジェリー・サンズ=甲子園(撮影・飯室逸平)
7回、同点の生還をした阪神・近本光司を笑顔で抱え上げるジェリー・サンズ=甲子園(撮影・飯室逸平)
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 「阪神7-5DeNA」(25日、甲子園球場)

 首位を快走する阪神がシーソーゲームを制し、今季初の逆転勝利。連勝で2カードぶりの勝ち越しを決めた。

 ドラフト1位・佐藤輝(近大)が先制の6号2ランを放った。二回無死一塁。追い込まれながら阪口のカーブをバットの芯で捉え、右中間席に運んだ。打球速度175キロ、飛距離139メートルの豪快弾。15日・広島戦(甲子園)以来、8試合ぶりの一発で風穴を開けた。

 1点を追う七回は無死一、二塁から陽川が三塁線に絶妙な送りバントを決め、大山が同点の中犠飛。続くサンズが、バックスクリーンへ勝ち越しの7号2ランをたたき込んだ。

 開幕から4戦4勝の先発・ガンケルは5回2/3を6安打3失点と奮闘した。三回まではパーフェクト投球。五回に逆転を許したが、直後の攻撃で自ら中越え二塁打を放ってチャンスメーク。相手守備のミスも重なり、再び試合をひっくり返した。勝ち星はつかなかったが、気合の投球で救援陣にバトンを渡した。

 2番手の岩貞は得点を許したが、その後は岩崎、スアレスと盤石のリレー。7223人の観客の前で粘り強い戦いを見せ、勝った。

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