阪神・矢野監督、継投失敗での逆転負け…岩崎「今日は使えない感じ」

中日に敗れ、厳しい表情でファンにあいさつする阪神・矢野燿大監督=京セラドーム大阪(撮影・山口登)
8回、勝ち投手の権利がなくなるも、阪神・小林(中央)、加冶屋(右)を迎える藤浪=京セラドーム大阪(撮影・田中太一)
8回、同点に追いつかれ降板する阪神・加治屋を迎える藤浪=京セラドーム(撮影・飯室逸平)
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 「阪神3-6中日」(2日、京セラドーム大阪)

 阪神はホーム開幕戦を逆転負けで落とし、4位に転落した。

 先発・藤浪は6回7安打1失点と粘りの投球を見せ、今季初勝利の権利を持って降板。ただ、中継ぎ陣が打たれて、開幕戦に続いて自身の勝ち星が消えた。

 七回の岩貞は三者凡退に抑える好投。しかし、八回に加治屋が同点打を浴びると、後を受けた小林が勝ち越し打を献上した。

 小林は左打者の大島に打たれており、まだブルペンにはセットアッパーの左腕・岩崎もいた。ただ、矢野監督は「(岩崎)優が今日は使えない感じやった」と試合前から登板させる予定はなかったという。

 試合前の練習などは通常通りこなし、ベンチ入りもしていた左腕。故障などではなく、指揮官は「1年長いんで」と強調した。

 打たれた加治屋には「これはもう受け止めてやっていくしかない」と話した。さらに加えて、「競争のところにいる選手は多いんでね。1年間やる中で、こういう試合でどうつないでいくかというのは、チームにとっても俺にとっても課題なのかなと思います」とコメントした。

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