阪神・矢野監督 快進撃の佐藤輝に「毎日毎日びっくり」「すごいなあ」唸って本音も

 「オープン戦、西武3-5阪神」(17日、メットライフドーム)

 阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)=近大=がドラフト制以降新人では最多となるオープン戦6号を放った。

 ドラフト制導入後の新記録をあっさりと塗り替えた佐藤輝の快進撃に、矢野監督も舌を巻く。

 「早く壁にぶつかってくれればいいとか、俺も言ってきたし今でもそう思ってるんだけど…そういうものを跳ねのけて、ここまでやっていることは本当に想像を超えている」

 150キロの速球を完璧に捉えたこの日の特大弾にも「内容も飛距離も申し分のない一本。ホント見事でね、毎日毎日びっくりさせられる感じ」と脱帽。そして「打ったら打ったでもうシーズンでええのにと思ったり(笑)」と冗談めかしながら、ちらりと本音ものぞかせた。

 49年ぶりに記録を打ち立てた事実には「オープン戦とはいえ力がない人に塗り替えることはできない」。さらに「まずは佐藤輝明という選手のポテンシャル、能力をしっかり見せられたということが記録につながった。すごいなあと思う」と、歴史に名を刻んだ怪物ルーキーの底知れぬ実力にうなった。

 約4カ月半前、10月末のドラフト会議。思えばあの時、4球団競合の末に矢野監督が交渉権を引き当てなければ『虎の佐藤輝』は誕生していなかった。

 佐藤輝の加入がチームに活気を与え、明らかに得点力がアップした。オープン戦も残り3試合。“大当たり”の優良新外国人選手並の補強をルーキーで成功した矢野阪神は、このまま絶好調のまま開幕へと向かって行く。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス