阪神・ドラ7高寺 初打席初安打デビュー 攻守で魅せたプロ初スタメン

 「練習試合、阪神5-2四国銀行」(13日、安芸市営球場)

 チーム唯一の高卒新人が華やかなデビューを飾った。阪神のドラフト7位・高寺望夢内野手(18)=上田西=が13日、練習試合・四国銀行戦に「9番・遊撃」で“プロ初スタメン”出場。二回無死一塁で訪れた“プロ初打席”で“プロ初安打”を放った。

 右腕・菊池に対し、初球からスイング。134キロ直球をファウルとしたが、続く2球目だった。「カンッ」とまだ練習を始めて約半年の木製バットが響く。131キロ内角直球に少し詰まりながらも、打球は遊撃の頭上を越え、中前へ落ちた。

 「ストライクゾーンに来たら振ると決めていたので、ああいう結果になって良かったと思います」。三回の第2打席は四球を選び、1打数1安打で予定通り交代。二回には2度の守備機会も難なくこなし、攻守で適応力の高さを見せつけた。

 平田2軍監督も「楽しみがまた一つ増えた。内野手の競争に入ってこれる打撃をしてる」とべた褒め。それでも高寺の表情は緩まない。「この1本だけじゃ意味がない。これからも出た試合でヒットを打ち続ける」と言葉に熱がこもった。

 ベンチからは初安打の記念として「ボール、ボール」と声が上がったが、それは冗談。「1軍でもらいます」と正真正銘のプロ初安打までお預けだ。

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