阪神・矢野監督、天敵・大野雄攻略で1・2番コンビ称賛「2人で点取ったの大きい」
「阪神3-1中日」(29日、甲子園球場)
阪神が天敵の中日・大野雄を攻略して、今季2度目の5連勝。貯金を今季最多の5とし、中日と入れ替わって2位に浮上した。
45イニング連続無失点中と“無双”状態の大野雄から初回、近本、糸原の1、2番コンビであっさりと1点をもぎ取った。
無死一塁から、糸原にバントではなく強攻策を選んだことについて、矢野監督は「作戦はいろいろあるけど。健斗(糸原)も状態はいいしね。(投手が)右、左関係なく対応してくれるバッターなんで、バントという頭はあまりなかった。健斗とチカ(近本)で揺さぶれるというか」と説明。このさい配が見事にはまり、「本当に(大野雄の)調子が出る前にね。2人で点を取ってくれて」と喜んだ。
さらにマルテの遊撃への内野安打で、二走・糸原が果敢に三塁を陥れ、チャンス拡大。続く大山の内野ゴロの間に逆転となる2点目のホームを踏んだ。
大野雄には2試合連続で完封を許しているだけに、「立ち上がりゼロでいっちゃうと、どんどんエンジンかかるんでね。調子が出る前に2人で点を取ってくれたのは、大きかった。健斗が三遊間(内野安打)のところでサードに行ってくれたというのもね。あそこはちゅうちょしていたら、もう1点というのはなかったかもしれないんでね。そこは本当に効いたかな」と1、2番コンビの速攻を褒め称えていた。
関連ニュース




