阪神・糸原 コロナ禍復帰後初タイムリー 敗色ムードを振り払った
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「阪神1-1ヤクルト」(19日、甲子園球場)
バットを短く持って振り抜いた打球が、レフトの芝生で弾んだ。2試合連続でスタメンを外れた阪神・糸原が1点を追う五回1死三塁に代打で登場。一打席の真剣勝負を制した一打に、一塁ベンチは総立ちだ。
5回1失点のガンケルに代わって打席へ。「ガンケルも頑張っていたし、とにかく追いつきたい場面だった」。2ストライクからスアレスの151キロ直球に食らいついた。
9月15日・巨人戦(東京ドーム)以来となる適時打で、コロナ禍からの戦列復帰後初打点。引き分けに終わったが、キャプテンの価値ある一打が敗色ムードを振り払った。糸原の存在の大きさを改めて認識させた試合にもなった。