阪神・藤浪 またいで痛恨3失点 福原コーチ「球自体は悪くなかった」

 7回に追加点を許し、悔しさに顔をしかめる藤浪
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 「阪神1-7巨人」(4日、甲子園球場)

 マウンドで視線を落とす姿に無念さが募った。阪神・藤浪がイニングをまたいだ七回、4連打を浴びて途中降板。痛恨の3失点。それでもベンチに戻る藤浪には、スタンドから惜しみない拍手が届いた。リリーフ転向後、初の巨人戦登板。明と暗、分かれる2イニングとなった。

 拙攻が続く展開を変えるべく、矢野監督は先に「嫌な流れを何とかしたかった」と、1点差の六回から藤浪を投入した。1死から坂本、岡本に連打で一、三塁のピンチを背負ったが、続く丸、ウィーラーを連続三振。145キロ、147キロの高速フォークを決め球に、追加点を許さなかった。

 だが、続く七回。1死から炭谷、若林の連打で再び一、三塁とする。このピンチで吉川尚にカウント1-1からの3球目、フォークを右中間に運ばれた。1点を失うとさらに二、三塁から松原にも同球を狙われ、中前適時打で2点を失う。流れを食い止めることができず、ここで交代を告げられた。

 結果的にイニングまたぎが裏目となり、登板4試合ぶりの失点。流れを一変させることはできなかったが、福原投手コーチは「雰囲気を変えられる投手。打たれてしまったけど、球自体は悪くなかった」と信頼を口にした。リリーフ転向後、登板はまだ5試合。収穫と課題を糧にしたい。

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