阪神・西勇、チーム一丸で危機乗り切る決意 10・2巨人戦先発が有力

 阪神の西勇輝投手(29)が28日、一丸野球でコロナショックを乗り切る決意を語った。29日からは正念場となる13連戦。エースは中6日で2日の巨人戦(甲子園)先発が有力だ。同戦は今季3戦2勝。防御率1・59と相性もいい。助け合って苦境を乗り切っていく。

 「今いるメンバーで戦い、全力で乗り切っていきたいと思います」。施されたら施し返す。人気ドラマの名セリフではないが、エースは短い言葉で覚悟を語った。チーム内に新型コロナウイルスの感染者が出た影響で1、2軍計20人の大量入れ替えを行った。

 リリーフは馬場、岩貞の感染に加え、小林、小川、岩崎も特例措置で抹消。危機的状況が続いている。先発、エースとして窮地を救う覚悟の西勇は前回25日のヤクルト戦では6回4失点で4敗目を喫した。だが、11日の広島戦、17日の巨人戦と2試合連続完封。フル回転でチームを支えてきた。

 この日は甲子園での投手指名練習に参加。マウンドに行き、阪神園芸のスタッフと話し込む場面もあった。「いつもチェックは事前にしていることなので。いつも通りの準備をしました」。一戦必勝の戦いが続く終盤戦。エースとして最善の状態を整えた上で、力を出し切るスタイルは変わらない。

 求められるのは流れを変える投球、疲弊するリリーフを救う快投だ。近日中に梅野も1軍復帰の予定。また次回登板であと1/3回を投げれば、史上179人目の通算1500投球回に達する。ただ、目指すのはチーム一丸での勝利。フル回転で総力戦を勝ち抜く覚悟だ。

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