阪神 高橋&青柳&西勇でM点灯全力阻止や まずは“Gキラー”が菅野にリベンジ!

 阪神は敵地・東京ドームで15日から首位・巨人との3連戦に臨む。負ければ自力優勝の可能性が消滅し、巨人に優勝マジックが点灯する状況の中、初戦のマウンドを託されるのは高橋遥人投手(24)だ。左腕は14日、甲子園で行われた投手指名練習に参加。2、3戦目の先発が予想される青柳、西勇へ白星のタスキをつなぐために、必勝を誓った。

 もう負けは許されない。首位・巨人と9・5ゲーム差で迎える3連戦。負ければ阪神は自力優勝の可能性が消滅し、巨人に優勝マジックが点灯する。まさに崖っぷち。この大事な初戦でマウンドを託されたのは“Gキラー”の高橋だ。

 今季、巨人戦には3試合に先発し1勝2敗と負け越してはいるが、防御率は0・90。前回登板した7日は味方の拙守もあったが、6回3失点と試合は作った。ただ、今回ばかりは「試合を作った」では許されない。

 「どの試合も常に勝つつもりで投げていますが、前回、前々回と巨人に負けているので、勝つ投球をしたいです」

 左腕はこの試合に勝たなければいけないことを十分に理解している。ただ、相手先発は開幕から無傷の10連勝と難攻不落の絶対エース・菅野だ。今季2人が投げ合ったのは8月18日の東京ドーム。高橋は7回を岡本のソロによる1点だけに抑えたが、菅野はそれを上回る3安打完封を成し遂げた。

 その日の試合後、左腕は相手エースについて「九回まで精度、強さが変わらない。ああいう人がエース」と脱帽した。あれから約1カ月。再び訪れた菅野とのリベンジマッチ。それでも「特に意識はしていません」と平常心を強調した。

 チームは現在4連勝中で、貯金も今季最多の4と状態は上向きだ。ただ、首位・巨人も7連勝中と絶好調。「切れ目のない打線で、どこの打順からでも点を取ってくるイメージです」と強打者ぞろいの打線を警戒する。

 しかも決戦の場所は鬼門の東京ドーム。今季6戦全敗で、打線は35イニング連続無得点で1試合平均0・6点と悲惨な状況だ。それだけに投手陣の粘りが必要不可欠。なんとか高橋が菅野に投げ勝って1勝をつかみ取り、今季勝ち星はないが今季対戦防御率1・50、通算対戦防御率2・96の青柳につなぐ。そしてガルシアと入れ替わり、中5日で3戦目に登板する西勇で3連勝を成し遂げる。奇跡を起こすためのシナリオは、これしかない。

 3連勝すれば…。そんな希望を抱く虎党も多いはず。そのためにも、まずは高橋が先陣を切ってG打線を封じ込める。勝つしかない-。さあ猛虎よ、意地を見せてくれ。

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