阪神・斎藤友貴哉投手（２５）が７日、巨人戦前に行われる１軍の甲子園練習に合流し、室内練習場で体を動かした。１０日・ＤｅＮＡ戦（横浜）でプロ初先発に臨む予定だ。

　５日のウエスタン・中日戦（ナゴヤ）では、調整登板として先発のマウンドに上がり、２回１安打無失点、２奪三振。万全の状態に仕上げてきた。

　先発転向後、ウエスタンでは３試合に登板し１３イニング連続無失点と抜群の安定感を披露する。先発転向前のウエスタンでの防御率が７・９４だっただけに、変貌具合が数字からも見て取れる。

　練習後、取材に応じた斎藤は「準備するだけなんで。今回の登板に向けて。この準備がその日に出ると思う。その準備をしっかりしていきたいです」と気持ちを高めた。

　矢野監督からは「思いきっていけ」と声をかけられた右腕。思い切りのいい投球を披露し、ベイ斬りを演じたい。

　昨季は１軍戦登板は１試合にとどまった斎藤。プロ初先発初勝利を飾り、シンデレラボーイとなれるか。