阪神・青柳 雨の日勝率10割!7回2失点、チームトップ6勝目

 7回、笑顔で野手に声をかける青柳
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 「阪神6-3中日」(27日、甲子園球場)

 試合前に降った雨も力に変えた。初回失点を引きずることなく、味方の援護を信じて粘投。阪神・青柳には確信があった。「2点に抑えておけば、勝てるチャンスはある」。投打の信頼関係が生んだ逆転勝利。7回4安打2失点、チームトップの6勝目を手にした。

 試合前に降った雨も上がり、迎えた初回のマウンド。先頭・大島に左前打を許し、2死三塁でビシエドを迎えた。苦手にする4番に3-1から5球目、内角低めのツーシームを狙われた。三塁線を破る適時二塁打で先制点を失うと、さらに四球を挟んで阿部の左前適時打で2点目を許す。

 だが、ここからが今季の成長だ。二塁走者・高橋をプロ入り2度目のけん制刺でピンチを脱すと、ベンチで梅野に「大胆に投げてこい」と助言を送られる。四隅を突く慎重な投球から、打者の胸元を突くスタイルにチェンジ。テンポアップした投球は、守備、攻撃にもリズムを呼んだ。

 「ストライクをアバウトに投げさせてもらえたのは立ち直れた要因。リードのおかげですし、感謝ですね」

 雨絡みの登板は5戦4勝。“雨ヤギ”でチームトップの6勝目、甲子園では4戦負けなしの3勝目だ。「13勝を公言しているので。そこに向かって一戦一戦、やっていくだけです」。まだ道半ばだ。シーズンも折り返し地点。有言実行を誓い、勝利を積み重ねる。

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