阪神・矢野監督 追い上げにヒヤリ 最後も青木大飛球「何とか締めてくれた」
「ヤクルト5ー7阪神」(22日、神宮球場)
九回2死一、二塁で2点差。一発が出れば逆転サヨナラとなる場面だ。前の打席で満弾を放っているヤクルト・青木が、阪神・スアレスの直球を捉えた当たりが勢いよくセンター方向へ飛んだ瞬間、虎党の多くが肝を冷やしたに違いない。
最後は打球が失速し、近本がグラブに収めて何とかゲームセット。矢野燿大監督も「風にも助けられた部分もあったと思うけど…。何とか締めてくれた」とホッとした表情だ。
本来は楽勝ムードだった。西が7回を投げきった時点で6点差。あっさり終わるかと思われたが、八回に登板した尾仲が安打と四球で1死満塁のピンチを招く。そして後を継いだ岩貞が、青木に右翼席への満塁アーチを食らい、一気に2点差まで縮まった。
「いつもいつも同じパターンの投手を使うわけにはいかない。それはそれで自分のなかの考えを持って継投しているんだけど…」と説明した矢野監督。「考えさせられる部分があった試合かなと思います」と、連勝したゲームを神妙な表情で振り返った。
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