阪神・近本、球団タイ5得点 2戦連続マルチ&5度出塁!これぞ1番の仕事

 「ヤクルト5-20阪神」(28日、神宮球場)

 20得点の幕開けは、この男の快足が敵失を誘ったことから始まった。阪神・近本が「1番・中堅」でスタメン出場し4打数2安打。安打はいずれも自慢の足でつかみとり、2試合連続のマルチ安打を記録。復調気配がさらに漂い始めた。

 無死二塁で迎えた三回の第3打席。意表を突き初球にセーフティーバントを敢行。三塁線へ見事に転がし内野安打とした。四回の第4打席はボテボテの一ゴロかと思われたが、先に一塁ベースへ触れたのは近本の足。この俊足は誰にも止められない。

 さらにこの日は6打席中、2四球を含めた5度の出塁で全て本塁へ生還。1試合5得点は藤田平氏らに並ぶ球団最多タイ記録となった。「得点はシーズン前からこだわっていきたいと言ってきた数字なので、記録が付いてきたことはいいことだと思います」と自分の仕事を果たして満足した様子だ。

 打撃不振もあり、5試合ベンチスタートが続いていたが、26日にスタメン復帰すると、いきなり4安打。この日の2安打で一時は1割台だった打率も・235まで上昇した。

 派手な一発はなかったが、陰の立役者と呼ぶにふさわしい活躍ぶりだ。やはりこの男には「1番」スタメンが似合う。リードオフマンとして、これからもチームを引っ張っていく。

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