阪神 西勇見殺し…散発4安打で零敗 ボーア大ブレーキ、スタメン復帰後8タコ

 6回の好機に二ゴロに倒れ、悔しがりながらベンチへ戻るボーア
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 「中日1-0阪神」(25日、ナゴヤドーム)

 それぞれのリベンジに燃える中日投手陣の気迫に押されるように、好調・虎打線の勢いをそがれてしまった。阪神は今季3度目となる零封負け。やはりナゴヤドームは鬼門なのか、敵地での中日戦は6月30日に続く2度目のゼロ敗となった。

 中日先発は今季2度の先発機会で、ともに早いイニングでKOされていた勝野。気合満点の2年目右腕の鬼気迫る投球を前に、6回を散発4安打に抑えられた。

 三回2死一、二塁に三ゴロ、六回無死二塁では初球を簡単に打ち上げて左飛と先制機に大山が凡退。3試合連続マルチ安打と絶好調だった4番のブレーキも響いた形だ。

 「立ち上がりから飛ばしてきたね。前回よりも球の力はあるかなという感じはした」。矢野監督は1週間前の18日、甲子園では4回でマウンドから引きずり降ろした勝野の変貌ぶりを称賛しつつも、「それでもゼロというのはね。バッター陣に奮起してほしかった」とエース・西勇の力投を見殺しにする結果に唇をかむ。

 七回は23日の巨人戦で1回5失点と打ち込まれ敗戦投手となった福に汚名返上の三者凡退に斬られ、勝ち星を献上。結局七回以降は無安打と見せ場すらつくれなかった。

 右臀部(でんぶ)の張りから前日、スタメンに戻ったボーアは復帰後8打数無安打、3三振と本調子を欠く。指揮官も「早く一本が出てほしい」と助っ人砲の復調を祈るように話した。26日の中日先発は19日の甲子園で打ち込み、四回途中でKOした梅津。B砲の快打とともに、一日で猛虎打線復活といきたいところだ。

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