阪神・青柳 粘った!リーグトップタイ4勝目 連続四球に猛省「悪い時の自分が出た」

 2回のピンチを切り抜けた青柳は手を上げながら笑顔を見せる
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 「中日2-5阪神」(24日、ナゴヤドーム)

 粘投の阪神・青柳にご褒美が待っていた。代打を送られた七回、チームが4点を奪って、大逆転。ベンチの最前列で青柳は手をたたいて大喜びだ。7月は3戦3勝。リーグトップタイ4勝目をゲットした。

 「僕が代わった後に逆転してもらったので良かった。守りも打つ方も野手に感謝です。(4勝は)チームが調子がいいので、たまたま勝ちが付いている。僕自身の成績よりも、チームが勝っていることがうれしいです」

 立ち上がりは荒れ球が顔を出し、制球不安定だった。二回は安打と2四球で2死満塁。1番井領の中前適時打で2点を献上した。だが簡単に崩れないのが成長の証しだ。「足が止まっているぞ!」。福原投手コーチの助言で、下半身主導の投球フォームを取り戻す。シンカー、ツーシーム、スライダーなど多彩な変化球を駆使してゴロアウト量産。三回からは4イニング連続三者凡退。6回2安打2失点にまとめ、勝利の女神を振り向かせた。

 天敵も封じ込めた。過去2試合はビシエドに6打数4安打と打ち込まれていたが、この夜は3打数無安打に。これで今季の中日戦は2勝1敗、防御率1・89。17日(甲子園)も7回1失点で白星を挙げており、頼もしい竜キラーの誕生だ。

 「2点はもったいない。先発としての仕事は十分にやったんやけど。青柳にはもっと高いレベルを目指してもらうというところで言うと、あの2点で負ける可能性もあるんで」

 先発ローテの軸と期待するからこそ、矢野監督は苦言を呈した。将の思いはもちろん右腕にも伝わっている。試合後は「悪い時の自分が出てしまった。反省するところです」と猛省した。防御率1・80はリーグ3位。現状に満足せず、まだまだ高みを目指していく。

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