阪神・矢野監督 執念采配ズバリ 大野雄対策、ボーア以外スタメン全員右打者

 「中日2-5阪神」(24日、ナゴヤドーム)

 阪神は、執念の采配で鬼門を突破した。ナゴヤドームで今季初勝利。先週末の甲子園での3連勝に続く、中日戦4連勝で再び貯金生活だ。

 相手先発は昨季、ノーヒットノーランを食らうなど0勝3敗と苦しめられた大野雄。今季初対戦となった17日の甲子園では3年ぶりに黒星をつけたが、矢野監督は徹底的に対策を施した。

 糸井、福留をスタメンから外し、ボーアを除く全員が右打者という打線。大山の一発による1点のみと攻略しきれたとはいえないが、五回で103球を投げさせ、その後の中継ぎ陣を打ち込み、逆転に成功した。

 「大野だけじゃなく総合的に考えて。ケガ人もちょっとずつ出たりしているんでね。1年間戦う上でと思って」。指揮官は“天敵”対策だけでなく、先の長い戦いを見越したことを明かす。3点リードの七回からは前日から1軍に昇格している藤川を使わず、馬場-岩崎-スアレスのリレーで逃げ切った。

 先も見越した布陣で勝ちをもぎ取ったのだから大きな1勝だ。ナゴヤドームでの3連敗で始まった7月だったが、この日の勝利で12勝5敗1分けとなり、6試合を残して、早くも勝ち越しを決めた。25日の先発はエース・西勇。波に乗って一気に貯金をため込んでいく。

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