阪神 逆転負けで連勝は5でストップ 藤浪は満塁弾浴び復活星ならず 大山空砲

6回、ピレラに満塁弾を浴び、ぼう然と立ち尽くす藤浪(撮影・田中太一)
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 「阪神2-4広島」(23日、甲子園球場)

 阪神が初回に2点を先制しながら逆転負けを喫した。2019年8月1日・中日戦(甲子園)で先発して以来、357日ぶりに1軍のマウンドに上がった藤浪は6回0/3を4安打4失点で途中降板。リードを守り切れず、663日ぶりの白星をつかむことはできなかった。

 立ち上がりは安定した投球を披露。初回、先頭の西川を遊ゴロに抑えたが、続く安部に一、二塁間を破られると、さらに堂林の右前打で一、三塁とピンチを背負った。ここで4番・鈴木誠との対戦。カウント2-1から4球目、154キロの直球で遊ゴロ併殺に打ち取った。

 三回は三者凡退に斬ると、四回、五回も無安打に抑える投球。尻上がりに調子を上げていったが、悔やまれるのは2点リードの六回だ。先頭の西川に中前打を許すと、連続四球などで1死満塁。迎えた松山は見逃し三振に抑えたが、続くピレラに高めに浮いた154キロの直球を捉えられて、右翼スタンドへ逆転の満塁ホームランを浴びた。

 七回には、味方の失策で先頭打者を出すと、続く代打・野間にはストライクが入らず、四球で歩かせた。無死一、二塁となったところで、矢野監督がベンチから出て望月への交代を告げた。

 打線は初回、2死一塁で4番・大山が豪快な一発を放った。カウント2-2から相手先発・森下が投じた内角寄り129キロのチェンジアップをフルスイング。打球は高々と舞い上がり、バックスクリーン左に運び、力投する同級生を援護した。

 2点を追う七回には、2死一、二塁のチャンスを迎えると、右臀部(でんぶ)の張りを訴えて欠場が続いていたボーアを代打で起用。4試合ぶりの実戦復帰で大歓声の中、打席に立ったが、一度もバットを振ることなくストレートの四球で歩かされた。

 好機は広がり、2死満塁。しかし、サンズが空振り三振に倒れた。何度も作った反撃の機会。だが、あと1本が出ず、5連勝でストップし勝率5割となった。

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