「阪神－広島」（２３日、甲子園球場）

　引き分けを挟んで５連勝中の３位・阪神と、５位・広島の５回戦のスタメンが発表された。

　阪神の先発は藤浪。２０１９年８月１日・中日戦（甲子園）で先発して以来、３５７日ぶりに１軍のマウンドに上がる。

　今年は３月に新型コロナウイルスに感染。５月下旬は１軍練習に遅刻して２軍に降格し、６月上旬には軽度の右胸筋挫傷などさまざまな出来事があった。ようやくたどり着いた１軍マウンドで雄姿を届けたい。

　勝ち投手になれば、２０１８年９月２９日・中日戦（ナゴヤドーム）で完封して以来６６３日ぶり。甲子園での勝利となれば、２０１７年４月２７日・ＤｅＮＡ戦以来１１８３日ぶりとなる。

　打線は糸井が３試合連続で１番に入り、クリーンアップはサンズ、大山、福留となった。右手有鉤（ゆうこう）骨を骨折して出場選手登録を抹消された糸原に代わり、二塁にはここまで遊撃を守ってきた木浪が入った。遊撃は北條。

　右臀部（でんぶ）の張りを訴えていたボーアは、１８日・中日戦（甲子園）以来４試合ぶりにベンチ入りした。

　２２日・広島戦の九回２死で起死回生の同点打を放った近本は、３試合連続でスタメン落ちとなった。

　広島の先発マウンドにはドラフト１位・森下（明大）が上がる。コンディション不良で出場選手登録を抹消され、再調整を経ての１軍復帰登板。阪神との初対戦で、６月２８日・ＤｅＮＡ戦以来となるプロ２勝目を目指す。

　試合開始予定は午後６時。両チームのスタメンは以下の通り。

　【先攻・広島】

　１番・中堅　西川

　２番・二塁　安部

　３番・三塁　堂林

　４番・右翼　鈴木誠

　５番・一塁　松山

　６番・左翼　ピレラ

　７番・捕手　会沢

　８番・遊撃　田中広

　９番・投手　森下

　【後攻・阪神】

　１番・右翼　糸井

　２番・遊撃　北條

　３番・左翼　サンズ

　４番・三塁　大山

　５番・中堅　福留

　６番・捕手　梅野

　７番・一塁　陽川

　８番・二塁　木浪

　９番・投手　藤浪