ボーア外しても不発の虎 今季初完封負けで3連敗…サンズ昇格で起爆剤に

 「DeNA6-0阪神」(26日、横浜スタジアム)

 打線の組み替えも実らず、阪神はDeNA投手陣の前にわずか5安打で今季初の完封負けを喫して3連敗。左腕・今永相手に前日からスタメン野手を4人入れ替えたが、全く機能せず。きょう27日からは新外国人のジェリー・サンズ外野手(32)が1軍に昇格する。救世主になってくれ。

 寒い…あまりにも寒すぎる内容だ。打線の大幅変更も、奇襲も決まらない。阪神が今季初の完封負けで、早くも今季2度目となる3連敗。開幕戦に続き、またしても好投の西勇を見殺しにした。

 笛吹けど躍らず-。ベンチは策を打ったが、敗因はこの日も“貧打”だった。7試合目にしてボーアをスタメンから外し、左腕・今永対策で前日から野手4人を入れ替えて右打者を投入したが…。

 「何もしないよりは、ちょっと動いてみようかなというところで総合的に判断した。陽川、悠輔(大山)だって、今永に相性もいい。そういうメンバーがいってくれるところで活気づくかと」

 矢野監督の期待もむなしく、相手エース攻略にはつながらない。先頭の近本がチーム初安打で出塁した四回は、北條の場面でバスターエンドランの奇襲を仕掛けたが遊飛に倒れる。その後、2死一、三塁と好機を広げたが、福留は三邪飛に終わった。球界最年長からはこの日も快音は聞かれず、3試合連続無安打で打率・095と不調に陥っている。

 八回に犠打で整えた1死二塁の同点機も後続が倒れて無得点。最後は九回2死一塁で代打・ボーアが左飛に倒れてジ・エンド。「対今永で最善策のオーダーを並べたが、打開できなかった」と井上打撃コーチも唇をかんだ。開幕から7試合を終えて、チーム打率・193でわずか10得点。1試合平均で1・4得点のさみしさだ。

 試合後、矢野監督は右肩のコンディション不良で登録を抹消されたエドワーズに代えて、開幕を2軍で迎えたサンズを昇格させることを明言。「誰かが突破口を開いてくれないと。みんなあんまり状態は良くないんでね。ちょっと点を取りたいよねえ」と祈るように話した。

 開幕からの1勝6敗は最下位に終わった1991年以来、29年ぶり。このままズルズルといってしまうのか。前日が逆転サヨナラ負け、この日は完封負け…。ここが今季の底と信じたい。

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