阪神・陽川 フリーで柵越え6本 「もうひとランクレベルアップ」誓う

 阪神・陽川尚将内野手(28)が25日、甲子園での自主練習後にオンライン取材に応じた。オープン戦でも打率・400、2本塁打、8打点と結果を残していた中、開幕が不透明の状況に、偽らざる心境を明かした。

 「自分の中でもいい形で打ててた部分が多かったので、そういった中で開幕してほしかったという気持ちはありましたね」

 それでも気持ちを切らさず、活動休止期間中は打撃映像を見て、自身のスイングを見直す期間に充てた。スキマ時間には読書も行い「モチベーションであったりとか、例えば試合の中での気持ちのもっていきかたなどそういった内容の本を読んでいました」と明かした。

 この日は内野ノック、ウエートなどで約2時間半、汗を流した。そしてフリー打撃では28スイングで6本の柵越え。左翼席中段に運んだ打球もあり、持ち味のパンチ力が光っていた。「状態というのは今はちょっと分からないですけども今までやってきたことをしっかりバッティング練習の中で意識してやっています」と口にした。

 開幕までに、もう一段階レベルアップした姿を披露することを目指す。「いつ開幕するかは分からないですけどもいつでもいける準備をしてもうひとランクレベルアップできるような練習をしてモチベーションを高くもってやっていきたいと思います」と語気を強めていた。

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