阪神マルテが異例の2日連続早出特守 ライバル大山も参加で三塁争い早くも火花

 2日連続で早出特守をするマルテ(撮影・田中太一)
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 「阪神春季キャンプ」(3日、宜野座)

 阪神のジェフリー・マルテ内野手(28)が、今キャンプ2日連続で早出特守を行った。前日2日にも外国人選手としては異例の、チーム一番乗りで志願の早出特守。来日2年目となる助っ人が、エンジン全開で三塁の定位置奪取を狙っている。

 前日2日の練習後、早出志願の意図を、マルテは「助っ人とか関係なく、野球人として準備していくことが大事だと思った。新しいポジション(三塁)にも挑戦しているし、早く自分のものにしたいという思いもあったんだ」と明かした。

 午前9時15分からスタートした早出の守備練習。三塁の位置で40分間、計95球を受けた。捕球ミスは5個。必死な姿で課題に取り組んでいる。

 助っ人選手が早出特守に参加すること自体が異例。久慈内野守備走塁コーチも前日2日、「夕食会場で早出のメンバーを見たら、マルテの名前があった。ゴメスは引っ張って参加させていたけど、(外国人が)自ら言ってきたのは初めて」と驚き、取り組む姿勢を高く評価している。

 現状、ジャスティン・ボーア内野手(31)=前エンゼルス=の「4番・一塁」が有力。昨季、主に一塁を守ったマルテは元々、本職だという三塁に再挑戦している。この日の特守には、こちらも2日連続で大山が参加。定位置を争うライバル2人が、早くもグラウンドでバチバチ火花を飛ばしている。

 矢野監督も、そんな相乗効果を歓迎。マルテの志願に「オレもビックリした」と前置きし、「意気込みを十分に感じた。いい動きをしていたしね。オレらはチーム全体として、競争の中から成長していってもらうのが理想。悠輔も、もちろんマルテのことが気になっていると思う」と、激しい“争奪戦”を願っている。

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