近本、梅野、遥人を侍に推薦!代表コーチも務める清水ヘッド「可能性がある選手」

 野球日本代表「侍ジャパン」のスタッフ会議が17日、都内で開かれ、来夏の東京五輪に向けたスケジュールなどが話し合われた。最終的に24人に絞られるメンバー選考は今後、行われることになるが、代表で外野守備走塁コーチを務める阪神の清水雅治ヘッドコーチ(55)は、梅野や近本、高橋遥ら、将来的にチームの軸を担うべき選手の代表入りを願い、共闘を呼び掛けた。

 感動を呼んだプレミア12の世界一から1カ月。侍JAPANは来年の東京五輪に向けて動き出した。この日、都内のホテルでスタッフ会議を開催。今後のスケジュールなどが確認された。代表で、外野守備走塁コーチを務める清水ヘッドコーチは、あらためて阪神選手の代表入りを願う。

 「日の丸を背負うことで得るものがある。阪神の選手にユニホームを着てもらいたい。ひたむきさや、絶対に負けられないトーナメント。プロに入って忘れているものがある気がする。野球の原点」

 代表は今後、まずは来年1月中にスタッフ会議を開き、候補選手となる60人の人選を行う。最終的には6月中をメドに、登録メンバーとなる24人を絞り込む見通しだ。プレミア12で阪神からの選出は0。枠も4人減となる中、厳しい競争が予想される。それでも、「何人かは候補に挙がってくるだろうし、推薦したい」と続ける。

 プレミア12の人選でも、稲葉監督や建山投手コーチらの評価が高かった高橋遥や、18年、19年と強化試合や親善試合で代表入りした大山らは有力な候補。さらに西武の秋山、大リーグ・レイズと契約した筒香ら、メジャー挑戦組の参加は厳しい中、俊足巧打で伸びしろのある近本も可能性を秘める。2年連続ゴールデングラブ賞を獲得した梅野も、五輪代表入りを熱望している。清水ヘッドが続ける。

 「当然、可能性がある選手たち。チカ(近本)だけじゃない。ハルト(高橋遥)も、隆(梅野)もね。ただ、そこに入るために、いまで満足されていたら困る」

 代表を目指すことがレベルアップになり、代表に入ることがチーム力アップにつながる。「翌年にはWBCもある。代表で得られるものがある。チームに持ち帰るために、代表を目指してもらいたい。それが願いだ」。世界とセ界の頂点を狙う2020年。最高峰の戦いで、教え子たちと共闘する日を心待ちにする。

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