梅野 古田に挑む!盗塁阻止率アップで3年連続GG賞へ

 「第48回三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式が28日、東京都内のホテルで行われた。阪神からはプロ11年目で初受賞の西勇輝投手(29)、2年連続2度目の梅野隆太郎捕手(28)が出席。西はフィールディング練習の先導役に名乗りを上げ、猛虎戦士がジャックするであろう1年後の同表彰式を思い描いた。梅野は盗塁阻止率向上を来季の目標に掲げ、セの捕手ではヤクルト・古田以来となる3年連続受賞を目指す。

 壇上に上がった梅野の意識は、すでに来季へと向いていた。眼前の景色は昨年と同じだが、心境は大きく違う。2年連続のゴールデングラブ賞。来年も獲得すれば、セ・リーグでは古田(ヤクルト)以来の快挙となる。「それを狙っていきたいし、超えていきたいと思うので」。発する言葉に力がこもった。

 プロ野球新記録の123補殺をマークするなど、ふさわしい結果を残した。その中で、発見もあった。4月2日の巨人戦で左足薬指を骨折したが3日後には実戦復帰。故障とうまく付き合えたことで「できるっていう新たなラインが見えてきた」と“収穫”を口にした。

 明確な目標となった3年連続受賞。そのための課題も自覚している。「ケガなく、シーズンを乗り切ることが一番」とした上で「盗塁阻止をもっともっと上げて、1位を取れるように」。今季の盗塁阻止率はリーグ2位の・370。同1位で・419の巨人・小林がターゲットだ。

 この1年を「(補殺新記録で)今までにないことが記録として残っているので、そういうシーズンで良かった」と振り返り、「周りにいいキャッチャーはたくさんいる。負けないように」と決意を新たにした。リーグ屈指の地位を確立した背番号44。今度はレジェンド捕手に並ぶべく、鍛錬を重ねていく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス