大山、リーグワースト失策からの脱皮へ志願の早出特守

 「阪神秋季キャンプ」(1日、高知・安芸)

 阪神の秋季キャンプ2日目。この日も10時の全体練習開始前から、志願の早出特守が行われた。大山、藤谷の2人は2日連続。北條も合わせた3人が約1時間、藤本内野守備走塁コーチが打つ白球を必死に追った。

 今季、守備面では12球団ワーストの102失策。最下位となった2000年以来、19年ぶりの屈辱でもあった。中でも大山は両リーグワーストの20失策。前日の練習後には、「(特守を)やりたいと思っていた。失策をすれば投げている投手に迷惑がかかる。練習するしかないので」と、秋季キャンプに懸ける意気込みを明かしていた。

 後方から身ぶり手ぶりを交え、技術指導した久慈内野守備走塁コーチも「選手らも危機感を持ちながら取り組んでいる。特に大山は今年のスローイングに課題を持ちながらやっているし、練習をやりたいならいくらでも付き合う」と、二人三脚で守備力アップに取り組む考えを明かしている。

 キャンプ初日となった前日は、10時間近い猛練習。自主性をチーム方針に掲げるが、選手個々の自覚がハードトレーニングにつながっている。練習の途中からは、矢野監督も二遊間後方で見守り、選手にハッパをかけるなど、白熱の1時間になった。失策数を減らし、守備力向上でチーム力のアップを図りたい。

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