甲子園未経験でも…6位・小川は「出た、出ないは関係ない」と闘志 上位5人は経験

ドラフト6位指名を受け、仲間から祝福される東海大九州・小川(撮影・北村雅宏)
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 「プロ野球ドラフト会議」(17日、グランドプリンスホテル新高輪)

 東海大九州キャンパスの小川一平投手(22)は、阪神に6位指名された。

 小川は指名を受け、熊本県熊本市の東海大熊本キャンパスで会見。「(指名されないかと)自分の中でネガティブになっていたので、名前が呼ばれてホッとしました」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 また、5位までは全員が甲子園出場経験がある高校生。甲子園経験のない右腕は「プロに入れば甲子園に出た、出ないは関係ない。その中で自分がどうできるのか楽しみ」と闘志を燃やした。

 苦悩を乗り越えてプロへの道をつかんだ。東海大九州キャンパス入学直後の16年4月に熊本地震で被災し、グラウンドが使えなくなった。また、3年秋には腰痛を発症、4年春には不祥事でリーグ戦に出場できず。幾度となく困難は訪れたが、夢を諦めずに鍛錬の日々を過ごしてきた。

 最速149キロの直球に加えてカーブ、スライダー、チェンジアップ、カットボールと多彩な変化球も持つ右腕。憧れの投手は藤川で、現在の投球フォームの参考にもした。「どうしたら、あの真っすぐを投げられるのか聞いてみたい」と目を輝かせた。

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