矢野監督 絶対日本S!14年再現下克上V宣言「甲子園に帰って来る」

 試合前のインタビューで笑顔を見せる矢野監督
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 「セCSファーストS・第1戦、DeNA-阪神」(5日、横浜スタジアム)

 阪神は4日、CSファーストS開幕となる5日・DeNA戦へ向けて甲子園で全体練習を行い、横浜へ移動した。矢野燿大監督(50)は14年のようにCSを勝ち抜き、日本シリーズで甲子園に戻ってくることを宣言。勝負運がアップする色とされる赤いパンツを穿(は)く験担ぎも続け、下克上を狙う。

 夏のような日差しの下、選手は軽快な動きを見せた。硬さや緊張感は見られない。甲子園での最終調整。いつも通りの光景に、矢野監督は自信を深めた。

 5日から始まるポストシーズンゲームが待ちきれない。「めちゃめちゃ楽しみ。楽しみの方が大きい」。練習を見つめる声が弾んだ。

 CSファーストSでDeNAを下せば、9日からは東京ドームで王者・巨人とのファイナルSに臨む。勝ち進めばCSだけでも、最長で14日まで戦う可能性がある。

 「長いと思ってない。だって、うちは挑戦者だからさ。行くしかないんだから。守るものないしさ」。目標はもう一つ先にある。日本シリーズ進出だ。

 「甲子園で野球を、日本シリーズをやれるっていうのは最高の幸せ。帰って来られるように精いっぱいやりたい」。理想はシーズン2位から日本シリーズまで駆け上がった14年のような戦いだ。

 「現状ではまだ強いチームにはなれていないと思っている。ここからの戦いで、まだまだ強くなれると思う」。シーズンでは1敗すれば終戦の土俵際から、6連勝で逆転CS進出をもぎとった。この先も一戦ずつ成長し、日本シリーズへの切符をつかみ取る。

 5日のDeNA先発は、エース・今永ではなく石田。ラミレス監督がさらなる奇襲を仕掛けてくる可能性もあるが、攻める姿勢を貫くだけだ。指揮官自身もシーズン終盤に見せた積極的な代打、継投で選手を乗せていく。

 奇跡を起こした験担ぎも続ける。シーズン最終戦までの6連勝中。ユニホームを着ている時は野球用のパンツを穿くが、グラウンド外では赤いパンツを穿き続けたという。

 「あまり験を担がないタイプだったけど、監督になってからむちゃくちゃ担ぐようになって。流れがいい時は変えないようにしたり。やらなかったら気持ち悪いからやっているけどね」

 CSでもグラウンド外では、勝負運を上げるとされる赤いアイテムを身につける。ただ、勝ちたい。その一心で験も担ぐ。頂点に立つために-。

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