岩貞 126日ぶり1軍登板で6回3安打無失点 勝利投手の権利手に交代

 6回、巨人・丸佳浩を打ち取った阪神・岩貞祐太はグラブをたたきながらベンチ戻る
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 「阪神-巨人」(1日、甲子園球場)

 126日ぶりとなる1軍マウンドで、岩貞が強力巨人打線を次々と抑え込んでいった。4月28日の中日戦(ナゴヤドーム)以来となる先発。「首位にいるチーム。自分のできることをやるしかないので」と意気込んでこの日を迎えた。

 初回、二回と先頭打者を出したものの、ともに後続を断って波に乗る。三回は三者連続の空振り三振。四、五回も三者凡退と危なげないピッチングでスコアボードに「0」の数字を並べていく。

 結局、6回71球3安打、無失点。3月30日のヤクルト戦(京セラドーム)以来、155日ぶりとなる勝利投手の権利を手にし、マウンドをリリーフ陣に託した岩貞は「長期離脱をしてしまい、チームに迷惑をかけてしまいましたが、この甲子園で投げることを目標にやってきました。野手の方々も盛り立ててくれたので、テンポ良く投げ切ることができました」と胸を張った。

 4月にインフルエンザを発症し、その後は右脇腹肉離れに苦しみ、長い時間を2軍で過ごしていた。昇格前の8月24日にはファーム・オリックス戦で今季最長となる8回を投げ、4安打無失点、7奪三振。「かなり自分の中でもいいものがあったので良かった」と確かな手応えを得て上がった、この日の先発マウンドだった。

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