青柳 快幕星へ突き破れ!チームトップの右腕が勝利へ導く
阪神の青柳晃洋投手(25)が28日、チームを勝利に導く“開幕星”を強く誓った。リーグ戦再開初戦、29日の中日戦(ナゴヤドーム)に先発予定。結果でつかんだ大役に「やることは変わらない。チームが勝てるように」と、不動心の投球で竜打線を封じる覚悟だ。
この日、全体練習では強めのキャッチボールなどで入念に調整。登板に向けて名古屋へ移動した。今季はここまで開幕から西と2人、先発して欠けることなく12試合に登板。5勝(4敗)はチームトップの勝利数だ。“開幕投手”を託した矢野監督は、節目の登板を経験させ成長を願う。
「いい意味でプレッシャーがかかるようなところで投げることで、青柳も成長できる。期待していますよ。そういうのも含めて一発目は青柳でいこうと」
首位巨人と3・5ゲーム差の3位。交流戦で貯金を減らしたが、十分、射程圏内に位置付けている。大事なリーグ戦再開初戦。キャリアハイの5勝を挙げる右腕にとって、今後を占うマウンドにもなる。指揮官は「今まで通り攻めていけばいい。新たな領域に入っていく。そこを突き破ってくれたら面白いな」と覚醒を期待した。
前回4月29日の対戦では、プロ初の完投を完封勝利で飾った。高橋周や大島ら、被打率の高い左打者がポイント。それでも右腕は自然体を強調する。「僕が5点取られても、野手が6点取れば勝ち試合。勝った結果がいい流れになる」。求めるのは内容ではなくチームの勝利。勝って再進撃に弾みを付けたい。
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