ジョンソン、交流戦明け1軍!抹消後初のシート打撃登板「気持ち良かった」
疲労蓄積によるリフレッシュのため、出場選手登録を抹消されている阪神のピアース・ジョンソン投手(28)が21日、鳴尾浜で抹消後初となるシート打撃に登板。1軍復帰に大きく前進した。
「久しぶりに打者相手に投げて、自分としては本当に気持ちよかった。試合を想定してという意識で投げたよ。できるだけ早く1軍に戻れるようにやっていきたい」
4日・ロッテ戦以来となる打者への投球。まずは、右の小宮山と対峙(たいじ)した。直球を中心に、最大の武器であるパワーカーブやスライダーなどの変化球を交ぜて20球。クイックや2段モーションも試すなど、実戦さながらの投球で安打性の打球は1本も許さなかった。続いて、左打席に日高2軍育成兼分析担当コーチを立たせて9球。感覚を確かめた。
安藤2軍育成コーチは「順調に回復している。150キロを超えるボールも複数球あった。明日の状態を見てから、次の段階を考えていく」と説明。矢野監督は「明日、明後日で上げることはないと思っている」と完全復活まで昇格を見送る考えを示した。
「100%できるという状態にならないとチームに迷惑をかけてしまう。きちっと状態を上げて戻りたい」とジョンソン。防御率0・64を誇る助っ人の復調は、29日・中日戦からのリーグ戦再開に向けて何よりの朗報だ。