侍ジャパン・稲葉監督が高橋遥を高評価「素晴らしい投手」

 試合前、侍ジャパン・稲葉篤紀監督(右)、阪神・清水雅治コーチ(左)と談笑する阪神・矢野燿大監督
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 「交流戦、阪神-楽天」(20日、甲子園球場)

 野球日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督(46)、井端弘和内野守備走塁コーチ(44)、建山義紀投手コーチ(43)の3人が視察した。代表指揮官は先発したプロ2年目、高橋遥人投手(23)を高く評価。七回途中、リードを許した中での降板にはなったが、東京五輪の代表候補として大きな期待を口にした。

 「代表候補の中で、ゴロアウトも取れる投手ですし、ヒットもすべて単打。長打は打たれていない。素晴らしい投手だと思います」

 投手戦となった試合は七回まで2-2と互いに譲らぬ展開。高橋遥は最速148キロの直球を軸に、毎回となる8三振を奪う力投。2点リードの五回、味方の2失策に足を引っ張られ、2点を失ったが、最後は2死一、三塁から浅村を空振り三振に斬って取った。

 バックネット裏では建山コーチと話し込む場面も。「建山投手コーチと、試合をみながら、侍ジャパンの中なら、どういう場面で投げさせたいかを見ていた」と、具体的なビジョンを描きながら、金の逸材に熱視線を送っていた。

 また、稲葉監督は梅野隆太郎捕手(28)も高く評価。この日は好リードに加えて何度も、ワンバウンドを止める献身的な守備を見せた。さらに四回には、左中間スタンドに7号ソロ。攻守で代表入りを猛アピールし、稲葉監督も「バッティングも魅力がありますし、捕手としてショートバウンドも止めることができる。成長しているなと感じる」とコメント。

 さらに大山悠輔内野手(24)については「きょうというよりも、4番としてチームを引っ張っている。成長段階だと感じています」と、今後の伸びしろに期待を寄せた。

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