ドラ1近本が猛打賞 チームトップ今季6度目 盗塁も決めた!リーグトップ16個目
「交流戦、ロッテ3-11阪神」(4日、ZOZOマリンスタジアム)
切り込み隊長として最高の仕事を果たした。交流戦の幕開けを告げる快音を奏でた阪神のドラフト1位・近本(大阪ガス)。今季6度目の猛打賞となる3安打1打点1盗塁と躍動し、試合の流れを呼び込んだ。
初回から好調な打棒を振るった。「初めての投手で情報が少ない中で、しっかりと自分のタイミングと、ストレートを待ってというところでいい結果につなげることができた」。カウント1-1からの3球目、相手先発・涌井が投じた141キロの直球を狙い通りに中前へ運んだ。その後、糸井の右前適時打で生還。開始早々に先取点を奪った。
勢いは止まらない。六回にも中前打を放つと、九回2死二塁からは、5番手・レイビンの真っすぐに反応。鋭い打球は二遊間を破る中前適時打となり、ダメ押しの9点目を奪った。
相手に脅威となっているのは打撃だけでなく、快足。「相手も嫌だと思う。隙あらば先の塁に行くというのを考えているので」。四回2死一塁では、糸原の打席でリーグトップの16盗塁目となる二盗を成功させた。
夏本番へここからが勝負。「もっといいところで打てるようにしたい」。首位奪還へ、虎のリードオフマンがフル回転し続ける。