交流戦開幕星、原口が大腸がん公表から131日で復活タイムリー

ロッテに勝利し原口とタッチを交わす矢野監督
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 「交流戦、ロッテ3-11阪神」(4日、ZOZOマリンスタジアム)

 阪神が終盤に突き放して、交流戦の開幕を白星で飾った。この日に1軍に復帰した原口文仁捕手も九回1死三塁の場面で代打で出場。見事に左越えに適時二塁打を放ち、完全復活をアピールした。

 3-3で迎えた五回に梅野が5号ソロを放ち勝ち越しに成功。八回には糸井が4号2ラン。そして、九回にはマルテに6号ソロが飛び出し、点差を広げた。

 そして虎党が最も沸いたのは九回だった。マルテの本塁打でリードが4点となった後、四球で出た梅野が二盗、三盗でチャンスをつくると、中谷の打席で「代打・原口」がコールされた。われんばかりの大声援の中で登場すると4球目、レイビンが投じた141キロスライダーに食らいついた。

 打球は左翼フェンスに直撃する適時二塁打。打球の行方を確認すし、二塁に頭から滑り込んだ。

 原口は1月24日に大腸がんを公表。同月末の手術、その後の懸命なリハビリを経て、3月7日にトレーニングを再開した。5月8日にはファームで実戦復帰を果たし、ここまで18試合で53打席に立ち、打率・196、1本塁打、7打点。2日のソフトバンク戦(丹波)では復帰後初の本塁打となる場外弾を放ち、復活をアピールしていた。がん公表から131日での復帰を果たした。

 先発のメッセンジャーは6回3失点で3勝目(5敗)。5月4日DeNA戦以来の白星となった。

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