阪神が2位タイ浮上 矢野監督「粘り強さが出ている」

お立ち台でファンの声援に応えるジョンソン(中央)
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 「阪神7-3中日」(10日、甲子園球場)

 阪神が中日に逆転勝ち、ヤクルトが巨人に敗れたため2位タイに浮上した。

 阪神は二回に西が高橋に右越えの先制2ランを浴び、一時、中日優勢の展開となった。しかし、その裏に1死一塁からマルテが左越えの同点2ランを放ち、試合を振り出しに戻した。さらに攻撃は続き、2死から糸原が左前適時打、大山が中前へ2点適時打を放ち序盤から形勢逆転。阪神優位の展開へと持って行った。

 3点リードとなっての五回1死二塁から木浪が左中間を破る適時三塁打を放った。

 先発の西は先制点こそ許したものの7回3失点で3勝目を挙げた。救援陣もリードをしっかり守った。

 矢野監督は二回の逆転劇に「点を取られたあとのすぐだったんでムードが良かった。西のヒットで2アウトからああいう攻撃ができたのがよかった」と喜んだ。これで19勝16敗2分けで貯金も今季最多の「3」となると同時に、ヤクルトと同率で2位になった。「反発力というか点を取られても粘りも出ていますし、粘り強さとか出てきている」とチーム状況に手応えをつかんでいた。

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