阪神・福留、劇的サヨナラ2ラン ミス連発に近本緊急交代も…終盤執念の追い上げ

9回、サヨナラ2ランを放った阪神・福留孝介(8)を迎える阪神・矢野燿大監督(右から2人目)ら阪神ナイン=甲子園(撮影・北村雅宏)
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 「阪神7-5DeNA」(5日、甲子園球場)

 阪神が福留孝介外野手(42)の3号2ランでサヨナラ勝ちした。福留の本塁打はセ・リーグ5万号となるメモリアルアーチ。42歳0カ月でのサヨナラ本塁打は、金本知憲の41歳1カ月を上回るセ・リーグの最年長サヨナラ本塁打ともなった。

 5-5で迎えた九回、DeNA・三嶋から先頭の糸原が四球で出塁。2死後、福留が2-0からの3球目を右翼スタンドにたたき込んだ。

 3連勝を狙った試合は、序盤から荒れた内容になった。二回、遊撃・木浪の2失策と野選、大山の送球ミスが絡んで先制点を許す。直後に木浪、近本の適時打で逆転に成功したが、インフルエンザA型を発症した岩貞に代わって、急きょ先発マウンドに立った高橋遥が、四回、五回に失点し、5回途中5失点(自責2)でKOされた。

 さらに何らかの異変が生じたのか、六回の守備から近本が途中交代。目まぐるしく状況が動く中、六回に4本の安打を集中させ、1点差まで迫ると七回、4番・大山の右前適時打で同点に追い付いた。執念の追い上げを見せると、九回にベテランのバットが火を噴いた。

 6番手で九回を無失点に終えたドリスが今季初の勝利投手となった。

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