阪神が昭和、平成、令和の初戦で白星 近本が躍動、球団新人タイの12試合連続安打

5回阪神1死二、三塁、中前へ逆転2点適時打を放つ阪神・近本光司=甲子園(撮影・田中太一)
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 「阪神6-2広島」(1日、甲子園球場)

 阪神が“令和初戦”で逆転勝ちし、今季最多4万6563人の観衆の前で4連勝。5割復帰で3カード連続の勝ち越しを決め、中日が敗れたことで3位に浮上した。阪神は昭和、平成、令和の初戦をいずれも白星で飾った。

 打って走ってドラフト1位・近本(大阪ガス)が殊勲となった。2点を追う四回、広島の先発・野村の3連続四球から、梅野の三ゴロで1点を返すと、五回だった。1死二、三塁を作ると、近本が打席に立つ。1ボールから2球目。外寄り131キロのスライダーを狙った。

 打球がセンターに抜けると、一気に二走・木浪も生還。勝ち越しのホームを踏んだ。さらに続く糸原の打席。2球目に6個目の盗塁を決めると、続く3球目には三盗を決めた。これで12試合連続安打。ドラフト制導入以降、球団の新人では2001年の赤星憲広氏に並ぶ球団記録となった。近本は七回にも二盗を決め、1試合3盗塁。球団新人選手の1試合3盗塁は、2001年の赤星氏以来18年ぶりで、まさに記録ずくめの1日となった。

 さらに六回には、右ふくらはぎの張りで2軍調整が続いていたジェフリー・マルテ内野手(27)が、左翼スタンドに来日1号ソロ本塁打。3ボールから4球目、菊池保の真ん中高め144キロの直球をフルスイングした。出場3試合、11打席目での記念アーチ。チームの令和1号となった。ベンチに帰ると、ナインから「サイレント・トリートメント」の洗礼を受けた後、手荒い祝福で歓迎された。

 先発した才木は5回7安打2失点で2勝目。六回以降は岩崎、守屋、ジョンソン、ドリスとつなぎ、リードを守り抜いた。

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