才木、V&13勝目標!自己啓発書「一流の達成力」ヒントに飛躍の来季へ

 阪神・才木浩人投手(20)が19日、兵庫県伊丹市で「伊丹社会福祉協議会クリスマス会」に出席し、壇上でリーグ優勝と13勝という来季の目標を掲げた。そのために実践することの一つが読書。現在は「一流の達成力」という本を読んでおり、そこから得たものを生かして来季の飛躍へつなげる。

 大目標を口にし、自らにあえて重圧を課す。それが“才木流”だ。クリスマスパーティーの参加者270人が見つめる中、壇上で来季13勝という数字を掲げた。「10勝を目指していくんですけど、10勝で満足するのではなく、そこから2つ、3つ勝てるようにという思いを込めて」。人一倍強い上昇志向が、右腕の成長を加速させている。

 2年目の今季は6勝だった。倍以上の勝ち星を積み上げることは、決して簡単なことではない。だが、それを可能にするポテンシャルは秘めている。さらなるレベルアップを実現させるため、試行錯誤する今オフ。たまたま立ち寄った本屋で、一冊の本が目にとまった。

 「一流の達成力」という自己啓発書。内容について才木は「具体的な目標と、その目標を達成するまでの過程とか行動とかがいろいろ書いてあるので」と説明した。何かヒントを得て、来シーズンの活躍につなげていきたい考えだ。

 本を読むことで新たな発見ができたり、視野が広がったりするかもしれない-。矢野監督は11月下旬に「選手は読んだ方がええんちゃう。読んだ方が絶対にいい」と若手選手に“読書のススメ”を説いていた。現役晩年、野村克也元監督から本を読むように言われ、その重要性を認識したという。ただ、強制されたというわけではなく、右腕は自身の考えで自然と行動に移した形だ。

 頭のトレーニングと並行し、肉体強化にも励む日々を送っている。現在は大阪の施設を利用。「体重メインではなく、トレーニングをしっかりして増やしていければ」と現在の85キロから89キロまでの増量を目指している。2桁勝利という壁をぶち破るため、才木が鍛錬を重ねていく。

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