藤浪 根尾の実力に太鼓判 大阪桐蔭スター対決「ファンの人はうれしいでしょうね」

 阪神の藤浪晋太郎投手(24)が1日、大阪市内で「スポーツの力で大阪を盛り上げよう!BASEBALL FESTIVAL2018in大阪」のイベントに参加。同じ大阪桐蔭出身で中日のドラフト1位・根尾昂内野手(18)の活躍に太鼓判を押し、プロでの対戦に意気込んだ。野球教室では少年たちを熱心に指導。トークショーでは「200イニング」を来季の目標に掲げた。

 野球ファンの誰もが待ち望む対決に、期待は膨らむ。時期は違えど、TOINのユニホームを着て「全国制覇」を成し遂げた2人が、最高の舞台で顔を合わせるかもしれない。プロの世界に来季から飛び込む後輩・根尾に、藤浪は「もちろん楽しみは楽しみです。試合に入れば関係ないですけど。自分も1軍にいて活躍できるように頑張りたい」と“桐蔭対決”に力を込めた。

 根尾の印象を聞かれた藤浪は、褒め言葉を並べた。「高校野球の試合とか見ていると、レベルが2つ、3つ違って『別格』という言葉がよく合うのかなと思います」と称賛。金属から木製にバットが変わるが「苦労しないかなと思います」とうなずいた。

 対戦実現となれば、球場全体が熱気の渦に包まれることは必至。「特に警戒するとかはないですけど」と自然体を強調しながら“甲子園のスター”という共通点を踏まえ、甲子園で対戦が実現すれば「ファンの人はうれしいでしょうね」と笑顔を浮かべた。

 高校時代に春夏連覇を達成した本拠地・甲子園だが、甲子園での白星は17年4月27日までさかのぼる。「特にホームだから勝ちたい、とかはないですけど、勝てるように普通に投げたい」と淡々だ。

 この日の野球教室では少年たちに熱血指導。「子どもが純粋に自分とかを見て、ちょっとでも刺激になってくれればと思いますし。自分も子どもの時、そうであったように」と右腕。トークショーでは「イニングをしっかり投げたい。目標は200イニング」と語気を強めた。

 子どもたちへの野球振興が「やりたいことの一つ」と断言する藤浪は「来季以降もしっかりそういうところで、目標にされるように」と口元を結んだ。来季はフル回転で、憧れ続けられる背番号19を目指していく。

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